プレス民主

 

2007.5
松戸市・流山市・野田市版 号外
PDF版表面 PDF版裏面


若者の就労支援策、国の責任で拡充を
(写真説明)衆院事務総長に若年者の雇用安定法案を提出する太田かずみ 

大卒の若者が正社員になって生涯に得る所得と、フリーターのままで生涯を終わる場合の所得の差は、ある推計では、3億円にもなるそうです。正社員と非正社員の格差、これはありすぎですよね。
 正社員になれない、ならない若者が増えていますが、このことは非婚率の高まり、少子化、年金制度の不安定化にもつながる大きな問題です。

厚生労働委員会で質問に立ち、強く訴え
 昨年、フリーターは05年より30万人減り187万人になりました。ニート(若年無業者)も05年より2万人減り62万人になりました。しかし、統計をよく見ると、15歳から24歳までの若いニートは逆に2万人増えているし、25歳から34歳までの「年長フリーター」の減りが鈍くなっています。若者の就労問題は、景気の循環による影響はあるものの、もっと深い、構造的な問題になっています。
 4月18日の厚生労働委員会で、質問の機会を頂きましたので、私は、国の責任で若者の就労支援にもっと力を入れるべきだということを強く要求しました。そして、学校段階から職業への意識づけをし、働くことの意義を学ぶキャリア教育、卒業間近の就労支援、さらに正社員を増やす雇用政策、この「川上から川下まで」の一貫した対応の強化を訴えました。
 政府もいろいろと施策をやってはいます。しかし、ジョブカフエとジョブクラブ、ヤング・ジョブスポットはどう違うのか、若年者ジョブサポーターとフリーター常用就職サポーターはどう違うのか、皆さん分かりますか。若者だって分かりません。しかも一つ一つの予算が少ない。人口が半分の英国ですら、日本の3倍の予算を若者の雇用政策に投入しています。「若者の職業訓練や雇用に投資すれば、経済が成長する」との考えからです。
 若者の就職支援、フリーターの正社員化などをワンストップ・サービスで行うジョブカフエは、実績をあげているのですが、これは自治体の取組みを国が支援する形になっています。しかし、今年から経産省の補助金が打切りになり、たとえば千葉県のジョブカフエでもカウンセラーの数を減らすなどやりくりに大変な苦労をしいられているのが実態です。


民主党が法案を提出、格差是正は具体的に

 私は、景気が良くなってもなかなか改善しない若者の雇用は、構造的な問題だと思いますから、自治体に任せるのではなく、国が前面に出て、ハローワークにもっとカウンセラーを配置し、ジョブカフェのようなサービスを全国展開すべきだと考えます。そして、職業訓練を兼ねて若者を雇用する企業に国が助成する。
 こうした政策を民主党は法案にまとめ、私も提案者の一人として国会に提出したところです。これからも「格差是正」へ具体的に活動していきます。


中小企業の資金調達円滑化を強く訴え
 太田かずみは4月25日の経済産業委員会で質問に立ち、中小企業の資金調達を円滑にするため、売掛債権や在庫を担保として融資をする「流動資産担保融資」の活用に向けた環境整備を強く求めました。
 政府は、中小企業信用保険法の改正を提案していますが、これは在庫担保融資を信用保証協会の保証の対象にしようという法案です。従来の日本の中小企業の借入れは、個人の負担が重い個人保証や地価に左右される不動産担保にかたよりすぎていました。そこで、売掛債権や在庫といった流動資産を担保として融資する仕組みが商工中金などで始まっています。不動産をもたないが成長段階にある中小企業にとって、必要な時に必要な資金の調達が可能になる手法として、最近注目が集まっています。
 しかし、「あそこは売掛債権や在庫まで担保にしてお金を借りて、危ないのではないか」という風評がおこることを懸念してか、企業の側も流動資産の活用に消極的でした。法案は信用保証協会が保証する仕組みを設けた点で一歩前進と評価できますが、太田かずみはさらに、@風評被害の防止へ向けた取組み・広報の強化、A動産鑑定士制度の創設など動産を評価するノウハウの確立、などの点を政府に求めました。

バックナンバー
           
発行月 タイトル PDF 内容
2008年2月 ガソリン税 ガソリン税の一般財源化・暫定税率撤廃へ全力を尽くす
2007年9月 逆転国会始まる   参院選民主大勝利を受け、臨時国会の焦点と対応
2007年6月 消えた年金   民主党の年金救済策とは?
2007年5月 若者の就労支援   フリーター・ニートを支援し、「格差是正」を目指す
2007年3月 まずは消費喚起を   「格差是正」vs「上げ潮路線」どちらが有効な経済対策か
2007年2月 レジ袋有料化   身近でできる地球温暖化防止対策
2007年1月 教育格差縮小へ   国の根幹は人にあり、もっと教育に予算を
2006年12月 湯沸かし器事故   縦割り排し、消費者安全行政の確立を
2006年11月 いじめ問題初質問   子どもたちの声を政治に届けたい
2006年10月 雇用の質の改善を 表+裏 働き方を見直し、「格差是正」を図る
2006年9月 小泉政治の負の遺産 表+裏 小泉政治を検証し、今必要な政策とは
2006年7月 国会活動スタート 表+裏 「負け組ゼロ」の社会へ、具体的な政策を提起していきます


メディア登場の記録へ

 

Copyright (C) Kazumi Ohta. All rights reserved.