180-衆-議院運営委員会-32号 平成24年08月01日

○小平委員長 次に、太田和美君。

○太田委員 国民の生活が第一の太田和美でございます。
 私の方からは、七問、質問をさせていただきたいと思います。
 早速でございますが、国会周辺では、毎週金曜の夕方、数万人の国民が自発的に集まり、脱原発を訴えておられます。田中さんは、この国民の声をどのように受けとめておられますか。
 また、二問目でございますが、一個人として、一国民としてで構いません。田中さんなら、二〇三〇年の原子力エネルギーの比率について、ゼロ、一五%、二〇から二五%の三案について、どの選択肢を希望されますか。
 そして、三番目でございますが、原発を動かすと、数万年もの間、厳重な管理が必要な使用済み核燃料がふえ続けるわけでございますが、将来世代に対する責任の問題も含めて、核廃棄物の処理に関する御所見もお聞かせください。
 四番目の質問でございます。
 細野環境大臣は、田中さんについて、率直に深い反省を持ち続けている、このように言っておりまして、そして、田中さん自身も、先頭に立って原子力を推進してきた者として深く陳謝する、そして先ほどの所信の中でも、福島の人に大変申しわけないという思いだということを述べられておりますが、何をどう反省しているのか、具体的に教えていただきたいんです。それを、被災された福島県民の心に届くように、具体的に、わかりやすくお答えください。
 そして、次の質問に移ります。
 先ごろ発表された国会事故調の報告書において、事故原因が、津波ではなく地震である可能性を否定しておりません。これについての御所見をお聞かせください。
 六問目の質問でございます。
 政府は、机上のシミュレーションにすぎないストレステストの急ごしらえの三十項目の判断基準に適合したことをもって大飯原発を再稼働させました。先ほどの、前の質問にもございましたけれども、規制委としてこの再稼働については判断することではないという御判断でございましたが、この人事は個人の資質がかなり問われてくることもございますので、この大飯原発を再稼働されたことについてどう評価されているのか、お答えをお願いしたいと思います。
 そして、最後の質問でございますが、原子力規制委員会は、これまで推進と規制が一つの行政組織において行われてきた反省に立ち、設置されるはずでございます。しかし、いわゆる原子力村の中核ともいうべき原子力委員会の委員長代理を務めるなど、一貫して推進の主流を歩まれてきた田中さんに、これから規制の側の職権行使ができますか。できるということでしたら、その理由を国民にわかりやすく述べてください。
 以上でございます。

○田中参考人 脱原発の声が大きくいろいろな行動になってあらわれているということは、新聞やテレビ報道で承知しております。
 それから、二〇三〇年の三つの案についてでございますけれども、これは規制委員会として判断すべき事項ではありませんので、これについては、個人的な意見は申し上げるのは差し控えたいと思います。こういった政策的なことは、ぜひ政治の場、あるいは国民の声を反映してお決めいただくものというふうに思っています。
 それから、使用済み燃料の処理の問題ですけれども、これについては、さまざまな、安全に処理、処分するという方法があります。それについては、世界的に見ても、十分にそれが確立されているかというと、幾つかの選択肢がございますので、少しきちっと時間をかけて検討していく必要はあると思いますけれども、規制委員会としては、どういった処理をすべきであるということを提案するというよりは、どういった処分の仕方について安全かどうかということをきちっと評価できるように、そういったデータの蓄積とか知見の蓄積というのを図っていくべきものというふうに思っています。
 それから、どう反省しているかということでありますけれども、これは、どう反省していいか、正直言って、どんなに反省しても反省し切れるものではないという今回の事故の状況ですから、大変難しい問題です。
 ただ、私は、福島の地をできるだけ早くもとに戻して、避難している人ができるだけ早くふるさとに戻れるようにする、そういう思いで取り組んできているということで御理解願いたいと思います。
 それから、地震の可能性ですけれども、これにつきましては、政府事故調でも言われていますし、中がまだ放射線のレベルが非常に高いものですから十分な調査ができていないので、あくまでも可能性があるということですので、今後、規制委員会としましても、これは、できるだけ早く、速やかに、そういったことができるような状況になりましたら、きちっとその原因を明らかにした上で、それに伴って、必要があれば必要な対策を求めていくということにしたいと思います。
 ストレステストと大飯三、四号炉の稼働につきましては、先ほど申し上げたとおりでございます。
 それから、推進と規制ということであります。
 私自身も、原子力委員会にいるときから、推進と規制はもっと明確に分けるべきだという個人的な見解を持っていました。ですから、今回ようやくこれで規制委員会が独立性を持って発足するということについては、大変内心喜んでいます。ですから、そういった気持ちを大事にして、きちっとした規制はできるというふうに私は思っています。
 以上です。